ハウスクリーニング　ウイルス除菌対策　正しい除菌・掃除術で家族の健康を守る

Blog＆column

ブログ・コラム

2025/10/07

コラム

著者：和住まいる

飲食店などでもよく見かける「アルコール除菌スプレーを直接机に向かって噴射する」除菌方法、実は、除菌の観点から考えるとNGだと知っていますか？

今となっては、一年中気を付けなくてはいけない流行病、特に新型コロナウイルスの除菌に有効で、かつ安全・簡単に誰にでもできる除菌方法について解説します。

住まいを彩るリフォームのご提案 - 和住まいる

和住まいるは、お住まいに関するトータルメンテナンスサービスをご提供しております。リフォームやハウスクリーニングをはじめ、エアコンや水回りの掃除、小規模な修繕工事など、お家のお困りごとに幅広く対応いたします。お客様のご要望やご予算に合わせて、例えば浴室やキッチンのみの清掃、内装の模様替えなど、柔軟に対応可能です。無料のお見積もりも承りますので、お気軽にご相談ください。親切、笑顔、丁寧をモットーに、安心価格で高品質なサービスをご提供します。お家のお悩みは、ぜひ和住まいるにお任せください！

住所〒753-0841山口県山口市吉田3083 D8-302

電話070-1742-6778

お問い合わせ

実は、アルコール除菌スプレーは机に向かって直接噴射することで、人体に有害なばかりでなく、表面に付着しているウイルスが噴射の勢いで拡散してしまいます。

特に新型コロナウイルスを除菌するには、この除菌方法は有効的で無いうえに、除菌液に使われている次亜塩素酸を含む薬剤の噴霧が人体に有害であるとWHO(世界保健機関)や厚生労働省が警告しています。

では、大切な家族を守るために、家の中はどのような方法で除菌をすればよいのでしょうか？

特別な薬剤を使用せず、安全・簡単に誰でも実践できる除菌方法で、大切な人の健康を守りましょう。

１，家の中の除菌のポイント

２，除菌・掃除道具は普段使いのグッズで十分

３，正しい除菌・掃除はコレ！

１，家の中の除菌のポイント

除菌と聞くと何か特別な作業が必要と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。正しい除菌・掃除の仕方は実は拭き掃除です。ちょっとしたコツはありますが、お家にある道具でもすぐにできます。

とはいえ、毎日家の中をくまなく拭いて回るのは大変ですし、現実的ではありません。重点的に除菌するべき危険ゾーンを知って、ピンポイントで除菌・掃除をしていきましょう。

では、必要性の高いところはどこか。それは、外からウイルスが入り込む危険性が高い「玄関」、そもそもウイルスや雑菌が多い「トイレ」。そして、手洗い・うがいをする「洗面所」は、念入りに掃除をしたい場所です。また、その部屋の中でも、壁や電気スイッチなど、人の手が触れる場所は、要注意ポイントです。

除菌すべきポイント（☆…数が多いほど除菌の必要性が高い）

場所	除菌の必要性	主なポイント
玄関	☆☆☆	ドア・玄関マット・靴箱など
トイレ	☆☆☆	便器・便座・床など
リビング	☆☆	テーブル・ソファ・家電など
キッチン・ダイニング	☆☆	シンク・調理台・冷蔵庫など
バスルーム	☆☆	バスタブ・床・排水溝など
洗面所	☆☆☆	洗面台・鏡・バスマットなど
寝室	☆☆	ベッド・クローゼットなど

２，除菌・掃除道具は普段使いのグッズで十分

【除菌・掃除に必要なもの】

ウエス…ぞうきんや古布でもよいが、薄手で柔らかく、形にフィットするウエス（食堂などでテーブルを拭くのに見かける不織布のもの）がおすすめ。

マスク、ゴミ袋、ゴム手袋、掃除機、ほうき、ちりとり、家庭用洗剤（界面活性剤が入っているもの）、バケツ

※洗剤に含まれる界面活性剤が新型コロナウイルスの「膜」を壊し、無毒化することがわかっています。

除菌・掃除は普段使っている掃除道具があれば大丈夫です。特別なものは必要ありませんが、用品の取り扱いが普段の掃除とは違います。除菌・掃除で注意する点は、必ずマスクとゴム手袋をつけることと、新しいゴミ袋を用意しておくことです。

除菌・掃除中に出たゴミを、部屋のごみ箱に捨てるのはNGです。ウイルスが付着している可能性を考えて、専用の捨てる場所を確保しておきましょう。

ウエスは、から拭き用と洗剤を含ませて拭く用に分けて使用します。使った後はこまめに新しいものに取り替えるとより衛生的ですが、使ったものでも家庭用洗剤液に5分もみあらいすることで洗いすることで、くり返し使うことができます。

【洗剤の選び方】

市販の家庭用洗剤（住宅・家具用合成洗剤、台所用洗剤）の中でも、新型コロナウイルスに有効だと確認されている、「界面活性剤」入りの洗剤を使わなければ除菌・掃除の効果はありません。

家庭用洗剤の裏側には、成分表の記載があるので確認してみましょう。

新型コロナウイルスに有効な界面活性剤９種

界面活性剤	内容量
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム	0,1%以上
アルキルグリコシド	0,1%以上
アルキルアミンオキシド	0,05%以上
塩化ベンザルコニウム	0,05%以上
塩化ベンゼトニウム	0,05%以上
塩化ジアルキルジメチルアンモニウム	0,01%以上
ポリオキシエチレンアルキルエーテル	0,2%以上
純石けん分（脂肪酸カリウム）	0,24%以上
純石けん分（脂肪酸ナトリウム）	0,22%以上

家庭用洗剤がない場合は、台所用洗剤でも代用が可能です。台所用洗剤は濃度が濃いので、水で薄めた”洗剤薄め液”にして、使いましょう。

【洗剤薄め液の作り方】

①バケツに水500mlを入れ、界面活性剤入り台所用洗剤を小さじ1加える。

②バケツの中の液を「８の字」を書くようにゆっくりと混ぜる。泡立てすぎると有効成分が飛んでしまうので注意する。

洗剤薄め液は、時間が経つと濃度が変わってしまい、効果が半減してしまいます。一度作ったら使い切るのが基本です。その都度作って除菌しましょう。

3，正しい除菌・掃除はコレ！

よく見かけるのが、スプレー式の薬液を、テーブルに吹きかけて除菌しているシーンです。実は、これが間違い。スプレーの風圧によって、とどまっているウイルスが周辺に舞い散って、空気中にウイルスや雑菌をばらまいてしまうのです。

空気中に浮遊したウイルスは、落ちてくるまでに時間がかかるので、再びテーブルの上に落ちてきたとしても、机上の薬液はその時には揮発していて、ウイルスは生きたままなのです。

正しい除菌・掃除の方法は、スプレーするのではなく、物体の表面のウイルスを、汚れごと拭き取ってしまう“拭き掃除”です。

【プロの拭き方で確実に除菌】

除菌・掃除で絶対に守るルール

◎身支度のルール

マスクを装着する・ゴム手袋を装着する・スプレーを吹きかけない・除菌、掃除中は顔を触らない

◎拭き方のルール

一方向に拭く。テーブルを横方向に拭く場合は、片側から一方向に拭きます。右から左へ拭いたら、次もまた、右から左に拭くといったように、ウエスを往復させずに拭いていきます。ドアなどを縦に拭く場合は、上から下へ一方向に拭きます。ウエスを往復させると、ウイルスを塗り広げてしまうのでNGです。

ウイルスを集めるように拭く。ウエスに乗せた手を少し傾けて、手の側面（小指側）でウイルスを集めるように拭きます。

基本の拭き方

①最初にから拭きをする（まず、表面に付着した汚れを取り除くため）

②次に家庭用洗剤（住宅・家具用洗剤、台所用洗剤）を含ませたウエスで拭く

※ウエスに含ませる洗剤の量の目安は、拭いた後に小さな水滴が均等に残るぐらいがベスト。少なすぎると、除菌効果が下がりますし、多いと乾くのに時間がかかってしまいます。

知っておきたい拭き方～効果の違い～

効果	拭き方	ポイント
×	洗剤なしの水拭き	ウイルスを広げたり、増殖させてしまうのでNG
〇	から拭き後、洗剤を含ませたウエスで拭く	ウイルスを取り除く効果がUP
◎	から拭き後、洗剤を含ませたウエスで拭き、5分程放置して、水拭き	念入りに除菌したいとき