お風呂の掃除をしている時、なかなか汚れが落ちないという時は使っている洗剤が合っていないことが原因かもしれません。
汚れには、湯垢と水垢がありそれぞれに特徴があります。
ここでは、湯垢と水垢の違いを紹介します。
▼湯垢と水垢とは
まず、同じ汚れに見える湯垢と水垢はどういったものなのかみていきます。
■湯垢
湯垢とは、水道水に含まれるマグネシウムと石鹸が化学反応を起こして出来るものです。
湯垢は酸性の性質持ちます。
汚れと思われがちですが、化学反応によって金属石鹸というものに変化したものの事を言います。
■水垢
湯垢とは反対で、酸性の性質をもつ水垢は白い塊として現れます。
これも、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムが原因です。
しかし、化学反応などではなく、水分が蒸発したことによって成分だけがその場に残ったものです。
▼湯垢と水垢の違いは
・でき方
・性質
湯垢と水垢は上記に違いがあります。
ですので、水垢だと思って掃除していたものが落ちない…というのはもしかしたら湯垢かもしれません。
▼効果的な落とし方は?
性質が異なる二つの汚れには、それぞれ有効な掃除の方法があります。
■湯垢
湯垢は酸性なので、重曹を使うと良く落ちます。
重曹をペースト状にしてスポンジにつけ磨きます。
頑固な湯垢は、アルカリ性の食器用洗剤と重曹を1:1で混ぜたものが有効です。
しかし、重曹には研磨する力もあるのでタイルや壁が傷つかない程度にこすりましょう。
■水垢
水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸などを使って掃除しましょう。
クエン酸スプレーなどを
キッチンペーパーなどに含ませ、汚れに張り付けラップでパックします。
時間を置いてからこすると汚れが落ちやすくなります。
▼まとめ
水垢と湯垢は同じように思えますが、実はでき方や性質が違います。
違いを知ることでそれぞれに合った落とし方が出来るので、ピカピカに掃除することができますよ。