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暑い夏を乗りきる! 今からできる遮熱対策
query_builder 2025/05/16
ブログ・コラム
著者:和 住まいる
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こんにちは!山口県でハウスクリーニング業を営んでいる和み住まいるです。

最近、在宅ワークも増えている中で一日の大半を室内で過ごす人々にとって、快適な室内環境は心身の健康に欠かせません。しかし近年、異常気象による温度変化が頻繁に発生しており、日本の従来の住環境では対策が難しくなっています。特に夏の猛暑や冬の寒波に対応するためには、エアコンや暖房器具の効率的な使用だけでなく、高断熱窓や遮熱カーテンの導入が求められています。さらに、適切な湿度管理はカビやダニの発生を抑えるためにも重要です。また植物を取り入れることで、室内の空気質を向上させ、視覚的にも癒しを提供することができます。生活の質を向上させるために、室内環境の改善を考えてみませんか。快適な室内環境づくりは、現代の私たちにとってますます重要になっています。健やかな心身を保つために、ぜひ室内環境について見直してみましょう。

 

 熱中症にならないために 

 

暑い夏を快適に過ごすためには、熱中症対策として室内環境を適切に整えることが大切です。特に、窓から入る外気の熱は全体の73%を占めるとされています。このため、窓の断熱対策が非常に重要になります。窓からの熱をシャットアウトすることが出来れば、エアコンの効きが圧倒的によくなり、涼しい住まいを実現できるということです。(ちなみに、冬は窓から室内の58%もの熱が逃げています。こちらについては、またの機会にお話しさせてくださいね。)

熱中症は、日本の夏の厳しい暑さの中で特に注意が必要な健康問題です。毎年、その発症者数は増加傾向にあり、注意が求められています。意外かもしれませんが、熱中症が最も多く発生する場所は屋外ではなく、実際には住居内で発生することが多く、その割合は4割近くにも上ります。この事実を考えると、家庭内での予防策がいかに重要かが分かります。
室温が28度、湿度が70%以上になると、多くの人が汗をかき始める環境で、屋内熱中症のリスクが高まると言われています。一見、それほど暑く感じないかもしれませんが、体は確実に暑さに反応し、発汗によるストレスがかかる状況が生じます。このような環境では、体は冷却しようとするためにエネルギーを消耗し、結果的に疲労感が増すことがあります。夏場なら、涼しい服装で、室温25~27度を保つことが、自律神経に負担がかからない、理想的な温度と言えるでしょう。湿度も、夏場は60%を超えることもよくありますが、本来ならば50%前後に抑えたいところですね。室温と湿度が両方高いと、体からの水分が蒸発しにくくなり体の熱を逃がすことができません。まず、室温に気を配り、次に湿度を下げることです

 住居タイプ別暑さの注意点 

 

では、どのような住宅が熱中症を引き起こしやすいのでしょうか?一例として、鉄筋コンクリート造りのマンションがあります。このタイプは、日中にコンクリートが太陽の熱を蓄え、その熱が徐々に室内へと移動する特徴があります。この熱伝導の遅さにより、日が沈んでも夜や朝まで暑さが続くため、寝苦しい夜を過ごすことになり、熱中症のリスクが高まります。

その中でも、最上階は特に熱がこもりやすく、中間階と比べて全時間帯でプラス1度くらい高くなってしまいます。これは集合住宅だけでなく、戸建て住宅にも共通の現象です。なぜかというと、屋根から伝わってくる日射熱や、室内からの熱が溜まりやすいからなんです。暑さ対策としては、夏場はできるだけ1階で過ごすのが賢明かもしれませんね。

では、木造住宅の場合はどうでしょうか。木造戸建て住宅は、素材自体が熱をため込む力があまりないため、外の気温に左右されやすくなります。特に暑い日に日差しが強いと、外気温に合わせて室温はぐんぐんと上がってしまいます。

 

 冷房と併せてできる工夫① 


冷房をつけても家の中がなかなか涼しくならないと感じたことありませんか?その原因の一つが、住宅の断熱性の低さです。断熱性が低いと、外からの熱がどんどん室内に入ってきてしまい、冷房の効果が十分に発揮されません。そこで、室内に熱を入れないための簡単な対策をいくつか紹介します。


1番簡単に実践出来ることは、窓からの熱の侵入を防ぐことです日中の熱の流入を抑えるためには、厚手のカーテンの使用が効果的です。特に断熱効果のあるカーテンを選ぶと、さらに大きな効果が期待できます。

カーテンを閉めるだけでは、カーテンと窓の間に熱だまりができ、室内に熱が侵入してしまうことがあります。この現象を防ぐためには、さらに効果的な方法を考える必要があります。効果的な手段として、外窓への日射量を減らす工夫が挙げられます。遮光フィルムの貼付けや、屋外にすだれやシェードを取り付けることで、室内に直接入る日射を効果的に減らすことが可能です。

また、植栽を活用して自然のシェードを作る方法もおすすめです。特に、夏場の日射をブロックするために厳選された木々や植物を窓の近くに配置することで、見た目にも涼やかで自然と調和した環境作りができます。これらの対策を組み合わせることで、室内の温度管理がより効果的に行え、冷房に頼る頻度を減らすことができるでしょう。

 

 冷房と併せてできる工夫② 

 

シェードやオーニングは、日差しを効果的に遮ることができる便利なアイテムです。その取り付けは比較的簡単で、コストも抑えられるのが利点です。しかし、一方で注意が必要な点があります。それは、台風や強風が予想される際の取り扱いです。強風時には、シェードやオーニングが風に煽られて破損したり、周囲に飛ばされる危険性があるため、事前に取り外すことが必要になります。

そのデメリットを解消する方法として、最近では、家の中で快適に過ごすために採風・採光できる雨戸やシャッターが人気を集めています。これらは、暑い日差しをうまく遮りつつ、外からの風や自然光を取り入れることができるという大きな利点もプラスされます。日中家にいる時に、閉塞感を感じることなく、心地よい環境を楽しむことができます。カーテンを閉めっぱなしにする必要がないので、自然光の中で過ごしたいけど、暑さやプライバシーが気になるという方にはぴったりのソリューションです。

さらに、このような雨戸やシャッターは、見た目もスタイリッシュで家の外観を一段と引き立てます。暑い夏の日差しをカットしつつ、涼しい風をしっかりと取り入れられるので、エアコンの使用頻度も減り、省エネにも貢献できます。また、防犯対策にも効果があり、安心して留守にできるのも魅力の一つです。

もう一点は、窓そのものの断熱効果を上げる方法です。
窓そのものを高性能なものに交換したり、内窓をプラスして二重窓にすることは、断熱性能を格段に向上させる非常に効果的な方法です。

これらの方法は、夏の暑さ対策だけではなく、冬場の冷気も大幅に抑えることができますし窓際の結露に悩むこともなくなりますこれにより、一年を通して快適な室内環境を維持することが可能になります。二重窓はまた、防音効果も高め、外部の騒音を大幅に軽減することができるため、静かな生活環境を実現にも役立ちます。

ただし、これらの方法はコスト面での負担が重く、すべての家庭や建物に取り入れることが難しい場合も多いです。加えて、既存の窓の形状や設置場所によっては、特定の技術が適用できない場合もあるため、各家庭のニーズに応じた適切な選択が求められます。

 

 国の補助制度を上手に利用する 

 

コスト面が心配な方にも、今なら住宅省エネ2025キャンペーンの補助金制度を活用することで、窓のリノベーションには最大200万円の補助が受けられる場合もあります。

これから本格的な夏が訪れる前に、皆様のご自宅に適した断熱対策のご提案をさせていただきます。夏の暑さを心地よく乗り越えるために、まずはお気軽にご相談ください。私たちの専門知識と経験で、皆様の快適な生活空間をサポートいたします。正しい断熱対策で、健康で快適な夏をお迎えください。

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